歯科コラム

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歯石は実は○○が石灰化したものだった!

歯石は実は○○が石灰化したものだった!
歯石がどうやってできるかご存知でしょうか。
普段の食事でついたプラークや食べかすが原因というのは知っているという方も多いでしょう。ですが、実はそれだけではないのです!
今回は、再石灰化で起きる歯石のメカニズムについてお話しします。

◆歯石はプラークが再石灰化したもの

歯石とは、歯の表面に付着したプラークがカルシウムなどのミネラル成分と結合してできた、ザラザラした質感の固まった物です。このように固まってしまう原因は、歯の再石灰化が大きく関係しています。
食事によって口腔内が酸性化し、歯の表面のカルシウムが溶け出す「脱灰」が起きます。これが、ザラザラした質感の原因です。その後、1時間ほどすると唾液の作用で酸性から中性が戻ります。このことを再石灰化といいます。再石灰化は歯からカルシウムなどが溶け出すのを防ぐためのメカニズムですが、この時、歯にプラークが付着したままだと、唾液の成分とくっついて歯石になってしまうのです。

◆プラークは48時間以内に除去する

歯石は、プラークが再石灰化の働きにより2日ぐらいかけて変化したものです。一度、歯石になると、普段のブラッシングでは取れないので、歯磨き以外でプラークを落とす必要があります。また、歯石は、石のような固まりで小さな穴が空いており、沢山の細菌が増殖しやすい環境になっています。この歯石の中で増殖した細菌が原因で歯茎が炎症を起こしたり、骨が溶け出す、歯周病の進行や虫歯になる可能性があります。
ずっと放置しておくと、歯医者さんでの歯石除去でも、一度では取れない固まりとなり、出血や知覚過敏などの原因にもなります。歯石だけで様々な歯の病気の原因となるので、早めに歯石除去する必要があります。

◆プラーク除去のポイントは?

プラーク除去のポイントは?
歯石は、毎日のブラッシングでプラークを落とせば、再石灰化する心配はありません。
ですので、一日2回以上しっかり歯磨きをするとよいです。特に、夜寝る前の歯磨きは念入りにやりましょう。
プラーク除去は、普通の歯ブラシだけでは、歯と歯の間、奥歯、前歯の裏側などが落としにくい場所となるので歯ブラシにプラスして、歯間ブラシやデンタルフロスを使用するとよいでしょう。また、歯ブラシでは届きにくい隙間や奥歯の噛み合わせ部分には、ワンタフトブラシも活用すると効果的です。
また、歯の表面にプラークが付着しにくくするフッ素やキシリトール配合のガムで唾液の分泌を促すなど対策もいいでしょう。

◆まとめ

歯石のメカニズムやプラーク除去のポイントについてお話ししました。
歯石は歯に残ったプラークが原因でできます。毎日のブラッシングを意識して、歯石ができない口腔内環境作りを心がけましょう。

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