歯科コラム

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歯の磨き過ぎは歯茎にとってNG!正しい磨き方を心がけよう

歯の磨き過ぎは歯茎にとってNG!正しい磨き方を心がけよう
「歯磨きは毎食後、5分間は行いましょう」そのように習った人も多いでしょう。
それは間違っていないのですが、5分間にわたって力の限りゴシゴシやってしまうと、かえって逆効果になってしまいます。ブラッシングは「優しくしっかり」が基本です。
しかし、だからといって1、2分で軽く磨いて終わり、という方法もやはりNGです。
磨きすぎもだめ、弱すぎてもだめ、ちょうどよい歯磨き方法を解説します。

◆歯茎を傷つけるまで磨く必要はない

しっかり磨くことと強く磨くことは、似ていますがまったく異なる磨き方です。正しいブラッシングは、歯ブラシの毛を歯と歯茎の境目に、斜め45度の角度で当ててピストン運動をすることです。しかし歯周病でもない人が、その方法で磨いて歯茎から出血したら、力を入れすぎています。
口の中には絶えず300~500種類の細菌が存在しています。歯茎に傷ができたら細菌が侵入してしまいます。
歯茎をマッサージする気持ちで、1カ所あたり10~20回ぐらいのブラッシングにとどめておきましょう。

◆歯の表面の「天然のコーティング」がはげてしまう

歯は2層構造になっていて、内側の象牙質という物質をエナメル質という物質が覆っています。エナメル質は人の臓器・器官の中で最も硬く、いわば歯の「天然のコーティング」材といえます。
しかしさすがのエナメル質でも、長年「研磨」されることによって削れていきます。最近の歯磨き粉にはあまり研磨剤は入っていませんが、少量は入れておかないと歯をキレイにすることはできません。よって、一般の歯磨き粉を使っていても、力を入れすぎてしまうと「天然のコーティング」がはがれる危険があります。
エナメル質が減っていくと冷たいものがしみるようになります。それは歯が弱っている状態です。

◆まんべんなく均等に磨く

まんべんなく均等に磨く
歯は全体的にまんべんなく均等に磨いてください。歯ブラシの毛が届きやすい場所や、歯ブラシの刺激が気持ちよい部分はどうしても長く磨いてしまいがちですが、それは避けてください。
逆に、歯ブラシが届きにくいところもしっかり磨いてください。
そのために、1カ所を磨く回数を数えてください。例えば「1カ所15回」と決めたら、15回ブラシを動かしたら、必ず次の場所に歯ブラシを移動させるようにしてください。

◆小刻みに「シュッ、シュッ、シュッ、シュッ」と磨く

歯ブラシの動かし方は、とにかく「小刻み」を意識してください。歯ブラシを持った手はあまり大きく動かさず、手首だけでシュッ、シュッ、シュッ、シュッとやる感じです。
コツが要りますが、歯茎を傷めず、エナメル質を削らず、ただ食べカスや歯垢のみを取り残すイメージで磨いていってください。

◆歯科医や歯科衛生士の指導を受けよう

歯磨きに自信がない方は、歯科クリニックに行ってブラッシング指導を受けましょう。定期的に歯科クリニックに通っている方は「教えてください」と言えばいいだけです。
またここ2、3年一度も歯科クリニックに行っていない方は、歯石のチェックも兼ねてブラッシング指導を受けることをおすすめします。
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