歯科コラム

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妊婦さんに起こりやすい歯のトラブルは?

妊婦さんに起こりやすい歯のトラブルは?
妊娠するとホルモンバランスの変化によって身体に様々な変化が現れます。お口の中も同様に、妊娠中はトラブルが起こりやすい環境になります。よって妊娠中はより一層お口の中のケアに気を使わなくてはなりません。
今回は妊婦さんに起こりやすい歯のトラブルついて紹介します。

◆妊娠中に起こりやすい歯のトラブルと原因

妊娠中ではつわりや体調変化などによってお口の中の環境が変わりやすくなります。妊娠中に多く分泌される女性ホルモンを好み繁殖する細菌も存在するため虫歯や歯周病といった歯のトラブルが起こりやすくなります。特につわりがひどく歯磨きをすることも困難な方や酸っぱい物を好んで食べる方は、お口の中が酸性に傾く傾向があり、細菌が繁殖しやすい環境を作ってしまうため注意が必要です。

◆虫歯や歯周病によって早産のリスクが上がる

虫歯や歯周病によって早産のリスクが上がる
虫歯や歯周病の細菌はお口の中だけでなく体内に入り込む恐れがあります。体内に細菌が入り込むと早産や低体重児を引き起こすリスクが7倍に上がってしまうことがアメリカの研究で分かりました。これは飲酒喫煙や高齢出産のリスクと比べてはるかに高い数値です。「お口の中だけの問題だから」と安易に思ってしまいがちですが、このような問題も発生してしまうためお口の中は清潔に保たなくてはなりません。

◆歯科治療が受けられない場合も

妊娠中は母子共に悪影響を及ぼさないために歯科治療を受けられないことがあります。妊娠中でも歯科治療を受けることができる期間は、安定期である5ヶ月から7ヶ月ぐらいの間です。安定期以外の妊娠期間では症状を抑える対処療法しか行うことができません。

◆トラブルが発生したら歯医者さんへ

痛み止めや化膿止めなどのお薬の中には、赤ちゃんへの影響があるため妊娠さんが使用できないものがあります。「歯が痛くて辛い…」と独断でお薬を飲んでしまうと母子共に危険な状態になってしまう可能性があります。お口の中のトラブルがあった場合は、自己判断でお薬を飲まず歯医者さんに相談しましょう。

妊婦さんは歯のトラブルが起こりやすく、日頃のセルフケアは今まで以上に気をつけなくてはなりません。自宅では体調の良いときを見計らってこまめに歯磨きをしましょう。歯磨きが困難な場合は、水ですすぐだけでも変わります。歯のトラブルを防ぐためにも妊娠期間中に一度歯医者さんへ行ってお口の中の状態を診てもらい、お口の中のお掃除方法やメンテナンスを受けましょう。

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