歯科コラム

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女性ホルモンと歯周病の関係

女性ホルモンと歯周病の関係
今や、30代以上の日本人の8割が歯周病にり患していると言われており、もはや立派な「国民病」だといえます。実は、女性は男性よりも歯周病にかかりやすいってご存知ですか? 歯周病は女性ホルモンとも深い関わりがあることが分かっています。女性ホルモンと歯周病の関係について見ていきましょう。

◆女性はホルモンの分泌バランスが変化し歯周病になりやすい時期が3回来る

女性ホルモンの分泌はライフステージによって変化します。女性の場合、加齢だけでなくホルモンの分泌バランスが変化することで、歯周病になりやすい時期というのが発生します。それは、思春期と妊娠・出産、そして更年期と、主に3回訪れます。ふだんの月経周期でもホルモンバランスは変化するので、生理前になると歯茎が腫れるという経験をした人もいるかもしれません。

◆妊娠中や出産直後はデンタルケアがおろそかに…

「子どもを1人産むたびに、歯を1本失う」という話を聞いたことはありますか? 母体の骨や歯に蓄積されたカルシウムがどんどん溶け出して胎児へと運ばれるため、出産を経ると女性の骨密度が低くなり、骨粗しょう症になったり、歯が弱くなったりすると言われています。
女性ホルモンは、妊娠後期になると月経時の10~30倍になるそうです。そのため、普段よりも歯周病になる可能性がぐんと高まります。また、妊娠中につわりの影響で食事が不規則になったり、吐き気で歯磨きができなくなったりすると、口内が汚れやすくなり、虫歯や歯周病になりやすくなります。出産後も、赤ちゃんのお世話で忙しく自身のデンタルケアまで手がまわらなくなり、気付いたら歯がボロボロ……ということも珍しくありません。

◆歯周病の妊婦は早産や未熟児を出産する確率が7倍にも

歯周病の妊婦は早産や未熟児を出産する確率が7倍にも
歯周病は肺炎、心臓病、糖尿病など、さまざまな疾患と関係することが分かっていますが、女性の場合は出産にも影響します。お母さんの胎内の羊水に含まれるプロスタラジンが一定量に達すると、赤ちゃんが生まれます。歯周病になると、このプロスタラジンが急増するので、「生まれる時期が来た」と勘違いした赤ちゃんが出産の準備を始めてしまい、早産を引き起こすのです。
歯周病にかかっている妊婦は、早産や未熟児を出産する確率が7倍にも増加するそうです。

◆白くてきれいな歯並びは美人の象徴

更年期になると、ホルモンバランスが崩れて骨粗しょう症になりやすくなります。ストレスや体の不調を感じる人も多く、そこから歯周病が大きく進行する人も増えます。
「明眸皓歯」という言葉がありますが、白くてきれいな歯並びは美人の象徴であり、若々しさのあかしです。いつまでも健康できれいな歯を保つために、定期的にデンタルオフィス薬院よるチェックを受けましょう。
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