ネット予約
092-753-9113
新型コロナウイルスの感染予防対策について
BLOG/COLUMNブログ/歯科コラム

歯がないお年寄りでも食べられる食事のポイント

歯がないお年寄りでも食べられる食事のポイント
食事において「歯」の存在は極めて大きなものです。年齢を重ねるに従って若いときほど健康な歯を維持できなくなり、食事の内容がそれに合わせて変化すると満足度が低下することも考えられます。そこで、歯がないお年寄りでも食べられる食事のポイントについて解説します。

◆お年寄りの食事の傾向

年齢を重ねて「高齢者」と呼ばれる年齢になる頃には、若い時とは全く異なる食事の傾向に変化することが多いです。あっさりした味付けや淡白な食材を好むなど、食事における「嗜好(好きな食べ物)」が変わることも多いです。

一人暮らしや日中一人で過ごす機会が多い高齢者は、「手軽に食べられる食事」に偏りやすくなります。具体的には麺類やパン、お茶漬けなどの簡単なもので済ませてしまいがちなのですが、食事の基本は「主食・主菜・副菜」の3種類の料理を揃えることです。

きちんとした食生活を心がけることにより、第一に「食事の満足度による生活の質が向上する」というメリットがあります。食事は生活において大きな楽しみの一つであり、それが簡素なもので済まされることで生活の質に悪影響を及ぼすのです。

第二に「栄養のバランスを整えられる」という点が挙げられます。上記のような単一の簡単な料理で済ませると、栄養のバランスが崩れてしまうケースが多くなります。高齢者だからこそ、栄養のバランスに注意が必要になります。

◆歯がないことによる食事内容の偏り

高齢者の場合に問題になるのは「歯がないことによる食事内容の変化・偏り」です。若い時と比較して味覚だけでなく、そもそも「満足に食べられるもの」が大きく変化していることも、食生活の変化・偏りに影響を及ぼしていると考えられます。

歯がない人は、総入れ歯やブリッジなどの方法で人工歯によって不足している歯を補っていることが多いです。しかし、総入れ歯やブリッジは食事の際に外れやすい、または違和感を覚えるなどによって、食事の満足度に少なからず悪影響を及ぼしていることが考えられます。

◆歯がないお年寄りでも食べやすいものとは?

歯がないお年寄りでも食べやすいものとは?
歯がないお年寄りでも、食事内容を考慮することで満足度の高い食生活を送ることは不可能ではありません。

まずは「噛みやすくする工夫」を行うことです。例えば生のままでは硬い野菜については、歯茎でも潰せるほど柔らかくなるまで加熱することをお勧めします。また、一口大の食べやすいサイズにカットして調理するのも有効な手段です。

次に「飲み込みやすくする工夫」を行うことです。例えば肉類や魚類は煮崩れするくらいに加熱して、滑らかになるように裏ごしするといった手段がお勧めです。また、「とろみ」を効かせることで飲み込みやすくするという手段もあります。

他にも「レシピサイトを活用する」のも有効な手段となります。例えば「高齢者・柔らかい」でレシピを検索してみると、高齢者向けに柔らかく調理できるレシピが調べられます。食のレパートリーを増やすことで、食事の満足度を高めることにつながります。

◆高齢者の食事などにおける注意点とは?

お年寄りの歯は状態の良いものが少なく、入れ歯が合わず痛みがあるなどトラブルを抱えていると、思ったように食事がとれなくなる可能性が高いです。

また、唾液の分泌量減少に伴って歯周病などの病気を招きやすく、口腔内が不衛生になりやすくなるというリスクもあります。口の中のメンテナンスである「歯磨き」は、定期的に行ってください。

また、食事中は食事に集中できるように、テレビやラジオを消して食事をとるようにしましょう。部屋の明るさも、手元や料理の視認しやすさの関係で重要なので、部屋の中は適度な明るさを維持するようにしてください。

さらに「誤嚥」のリスクを回避するための注意も必要です。ボーッとしているときなどは、食事中に誤嚥を起こすリスクが高まります。食事中の姿勢も誤嚥に関係しているので、正しい姿勢で食べてることを心がけてください。

◆総入れ歯に不満がある人にお勧めの「インプラント」という選択肢

総入れ歯に不満を抱えている人には「インプラント」がお勧めの方法です。歯や人工歯の状態は、食事だけでなく会話など口が関係する日常的な動作に深く関係しています。入れ歯の場合は、硬いものが食べられない、いつ外れるかわからないなどの不安にさらされるなどのデメリットがあります。

それを解消するのが「インプラント」です。インプラントは総入れ歯やブリッジと異なり、土台となる部分を顎の骨を手術して埋め込むことにより、人工歯をしっかりと固定することが可能なのです。

最大のメリットは「食事の幅が広がる」ということです。総入れ歯と比較すると特にわかりやすいのですが、顎骨に土台を埋め込んでいるインプラントは天然歯に近い使い心地を発揮してくれるため、硬いものや噛みにくいものでも食べやすくなります。

また、簡単に外すことはできないのでメンテナンスのために通院しなければならないという手間はありますが、「簡単に外せない」ということは日常生活の中において簡単に外れることは無い、非常に安定しているということになります。

インプラントは、特に今まで総入れ歯を使用して、少なからず不満を抱えている人にお勧めの方法です。興味がある方は、まずは歯科医院でインプラントについて相談してみてください。口の中や顎骨の状態によってはインプラントの利用が難しかったり別途何らかの治療を必要になったりするケースもありますので、まずは歯医者でカウンセリングを受けて、インプラントについての相談をすることをお勧めします。

→オールオン4についてもっと詳しく見る
→インプラントについてもっと詳しく見る

NEWS医院からのお知らせ
COLUMN歯科コラム
コミュニケーションを大切にし明るい医院づくりに努めています
デンタルオフィス薬院では、審美歯科、矯正歯科、インプラントを中心として、一般的な歯の機能回復にとどまることない治療を行っております。
どんなお悩みも遠慮なくご相談ください。
  1. ネット予約
  2. お電話